Portfolio

空を気にして見ていると、晴れ、雨、曇りだけではない様々な表情を見せてくれることがあります。 虹色現象もそのひとつ。 「虹」と「虹色現象」はメカニズムが違い、虹色現象は雲の中にある氷の粒によって太陽の光が屈折して起こります。 また、虹色現象にも様々なものがあります。 この写真は太陽の上下に現れる虹色現象「タンジェントアーク」です。 伊丹空港に出掛けた時に見られたため、飛行機をワンポイントにして撮影してみました。

大阪の中之島周辺は絵になる景色が多く、よく散策をします。 東側の北浜周辺は中央公会堂など古い建築物が多く、西側の肥後橋周辺は高層ビルが建ち並ぶ新しい街の顔が出来上がってきています。 ある秋の晴れた日、綺麗な青空に太陽がビル群を照らして美しいコントラストを演出しているかのような光景に出会いました。 フェスティバルタワーがまだ建設途中の、この時にしか見られない風景です。

2014年に広島県尾道市の因島で開催された瀬戸内水軍まつり。 ブルーインパルスはこのイベントで、広島県では初となる展示飛行を実施しました。 メイン会場は海沿いの浜辺ですが、青い海と緑の島が点在する瀬戸内ならではの風景と展示飛行を絡めて撮影したいと考え、会場裏手の山の上からの撮影に挑みました。 写真は日本の国の花、桜をイメージした、その名も「さくら」と言う課目です。 日本らしい風景に日本を代表する花が大きく咲いた、日本をテーマにした1コマです。

広島県尾道市の名所、千光寺。 千光寺山の上にあり、尾道水道を望む眺望が開けた展望地です。 瀬戸内の風光明媚な景色が楽しめ、撮影スポットも多く点在します。 千光寺からの景色はもちろん綺麗なのですが、お寺にたくさんあった可愛らしいものが気になり、撮影してみました。 願い事を書いて奉納する「お願い地蔵」の表情が、心を和ませてくれます。 その雰囲気を柔らかい印象で撮影した1枚です。

京都・東山にある石塀小路は、京都らしい町並みが楽しめる場所でありながら、あまり多くの人には知られていない穴場の観光地です。 その石塀小路の所々にある注意を呼びかける看板。 シンプルな「静」の一文字は、多くを語るよりも強いインパクトがあります。 人通りが少ない小路で、雨宿りをした小屋根の下にあった看板。 薄暗い中に浮かび上がる「静」の字が表す通り、静寂のイメージが想像出来るように撮影した1枚です。

奈良市西ノ京には、奈良時代の大寺院が2つ現存しています。その1つが近鉄橿原線西ノ京駅のすぐ近くにある薬師寺です。薬師寺の南側には駐車場があり、お寺との間に「リストランテ アムリット」があります。大和地方ならではの食材を使用したイタリア料理が楽しめるお店で、季節の料理にもこだわりがあるそうです。テーブルにも季節感が表されていて、夏のこの写真の撮影時には、水に浮かべた楓の葉が飾られ、涼感を感じられるようにされていました。

奈良県宇陀市にある古刹 室生寺は、国宝の五重塔や平安時代初期の仏像群、春の石楠花などで有名なお寺です。その室生寺の門前にある旅館 橋本屋は、写真家・土門拳氏が愛用されていた明治4年創業の老舗旅館です。こちらでは宿泊者だけでなく、食事のみでの利用も可能で、山菜料理などをいただくことが出来ます。写真は出していただいたお茶と箸袋。自分の家紋と全く同じ家紋だったので、ついつい撮影してしまった1枚です。

ここ数年で最も感動したのは、秋田県仙北市にある田沢湖を訪れた時でした。無風で湖面にほとんど波が立っておらず、巨大な水鏡となっていたのです。また田沢湖は水深423mを誇る日本一深い湖であり、その深さ故に差し込んだ太陽光が湖水を深い青色に彩ります。晴れ渡った青空が湖面をさらに青くさせ、直径約6kmの水鏡によって青の世界を作り出していました。息を呑む美しさとは正にこのことかと感じた光景でした。

さかた海鮮市場2階にある、海鮮どんやとびしま。庄内浜でとれた新鮮な地魚を提供しているお店で、価格はとてもリーズナブル。写真の海鮮丼は、12種類以上のネタがのっていて、これで1000円と言う驚きの安さです。新鮮な地魚と言うだけあり、味も文句なしで、値段以上の価値があります。最近は地方の名物を食すのも旅の楽しみとなっています。その美味しさを写真で表現し、皆様にご紹介していくことが出来ればと考え、撮影に臨んでおります。

現在は京都鉄道博物館の一部となっている、京都の梅小路にある扇形車庫。撮影当時は梅小路蒸気機関車館として運営されていました。今となっては貴重な存在となった扇形車庫は、国の重要文化財に指定されています。車庫内には蒸気機関車が複数保存されており、自力走行可能な車両も多く存在しています。その雰囲気は重厚そのもの。まるで生き物のように今にも動き出しそうな感覚さえ覚えます。その感覚をモノクロで表現してみました。